このブログは心が動いたものを綴ることにしているのですが、
・美しいお洋服を作る人、着る人
・音楽を作る人
・美しい建築を作る人
を心から尊敬していて、今日なんともいえない気持ちになったので書くことにしました。
ジルサンダーのルーシー&ルーク・メイヤー夫妻の退任のニュースが衝撃でした。
Xでは香水を発売したら、そのシーズンで引退だ、なんてにわかに噂されておりましたが、
もう着任から8年だそうで、この退任は慣例の人事なんでしょうか。
お二人が着任されてからのJIL SANDERが好きでした。
そしてブランドのお洋服も素敵だと感じるのですが、コレクションが終わって挨拶する際のルックがリアルクローズで一番参考になるというか・・・大好きで、お二人の私服スタイルをネットで追っておりました。
なので、お二人の私服が今後どうなるのか、今後どちらのブランドでどんなお洋服やビジュアルを提案されるのか・・・それが気になります。
特にこの2020年のトップスとボトムスのバランス。
生地が良すぎるのはさておき、この首のカットとサイドのカッティングとデザインも最高でした。
時々思い出しては、アーカイブ探しの旅に出ますがなかなか出てこないです・・・(泣)
あとは、このルック。
なんですか、このバランスは・・・。
多分、イタリアっぽい・・・?!(あっていますか?笑)
ファッションの街といえばPARIS!と言われますが、個人的にはイタリアのミラノを歩いている方々のリアルクローズが好みだなーと感じます。
確かこんな感じだった気がします。
ただ、私が似たようなものを着て、金髪にして同じような感じにしてもこうならないですね・・・。(2年間ほど頭皮を酷使して実験済み)
国内のミニマル&モード系のドメブラのお洋服や写真やグラフィックを見てても
あー、JIL SANDERっぽいな。
というものをここ3、4年は多くみかけますし、もうオマージュの域を超えている、というものも多くあると感じます。
特にパンツのシルエットや、ベルトの長さ、アクセサリー、バックのバランス。
あのサンダルやあの靴。
全部ですね。
グラフィックでいうと特に小物の構図や画角、トーンなど。
きっとアパレルの方はお二人の行方が私以上に気になるのだろうと感じます。(そりゃそうか)
おそらく、ドメブラの多くとヨーロッパ系ハイブランドとコンセプトやデザインの考え方や組み立て方が違う。
デザイナーの視点や思想、感情や気分がクリエーションに強く影響しているなと感じています。
ですので、個人的には美しいお洋服がどのような思想や視点から作られているのかすごく気になる。
ということで、こちら。
数年前にA MAGAZINEから発売されたこのビジュアルブック。
ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻がキュレーションを務めた本で、パリの広告代理店がデザインしている本。
能登の手すき和紙に3Dプリントが施された美しい装丁で、質感まで美しくて、本が本である理由ここにありな1冊。
あまりの美しさに保管用と読書用と合わせて2冊買ったのですが、
なんと最近、とある会社のビジュアル系の洋書をプレゼントしているキャンペーンでまさかの!
封を開けるとこの本が入っており、合計3冊の蔵書となりました。
勝手に運命を感じております。10冊集まったらご本人に会える・・・なら集めてしまいそうです。
坂系のアイドルファンの気持ちがわかります。
内容ですが、ジルサンダーやOAMCのインスピレーションの源になったドローイングや美しい景色などが切り取られています。
かなり繊細でノスタルジックな印象、デザイナーの頭の中を少し荒め素材のVTRで覗き見ているようで、妙にリアリティがあってドキドキする内容なんです。
次はロエベと言われておりますが、どうなんでしょうか。
でもこれからもお二人のリアルクローズ追い続けます!
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